ステーキ肉の格上げテク

 外国産もやわらかく!

 厚みのある肉は、安い肉だとかたくて食べられない! そんなお悩み払拭テクをご紹介。比較的安価な外国産の肉は脂肪(サシ)が少ないため味にコクがなく、そのまま焼くとかたくゴワついた食感になるのが弱点。

肉の保水力が上がる酢、筋繊維をほぐすオイル、酵素でやわらかくするみそやしょうゆ、縮みを防ぐはちみつなどを活用すれば、風味と食感を底上げできます!」(スギさん)

 肉と調味液をポリ袋に入れて冷蔵庫に2時間程度置く、またはひと晩程度漬け置きもOK。同様の方法で豚肉を漬ければポークステーキにも応用できる。豚肉の場合は肉の中心までしっかり火を通そう。

テク1:マリネ液に漬ける

 やわらか&しっとり感アップ

【酢大さじ1、オリーブオイル大さじ2、砂糖小さじ1、塩少々】に漬けたステーキ肉はやわらかくジューシーな焼き上がり。表面はこんがりしているのに内部の水分はキープされ、肉汁がジュワ~ッと楽しめる。

テク2:みそに漬ける

 漂う芳香&ソフトな歯触り

テク2:みそに漬ける 撮影/廣瀬靖士
テク2:みそに漬ける 撮影/廣瀬靖士

【みそ大さじ2、水大さじ1】に漬けたステーキ肉は香ばしさがダントツ。みその香りで輸入牛肉が持つ独特のにおいが気にならない。こうじが多く使われているみそを使うと、やわらかさがアップする。焦げやすいのでみそを拭き取ってから焼こう。

テク3:生しょうゆ+はちみつに漬ける

 コク深い味&程よい弾力

テク3:生しょうゆ+はちみつに漬ける 撮影/廣瀬靖士
テク3:生しょうゆ+はちみつに漬ける 撮影/廣瀬靖士

【生しょうゆ大さじ1、はちみつ大さじ1/2、水大さじ1】に漬けたステーキ肉は、うまみが増して肉の食感もしっかり楽しめる。しょうゆは非加熱の生しょうゆを選ぶのがポイント。酵素が生きているのでタンパク質が分解されてやわらかくなる。