黒柳徹子も物を減らすことは考えていない
物への執着から離れて不要なものを減らす〈断捨離〉の提唱者である、やましたひでこさん(70)も《終活なんて言葉にまどわされてはいけない》と喝破。
《結局のところ、私たちは誰もが皆、いずれ死ぬ。だから生きていること自体が終活》であり、《若かろうが、年齢を重ねていようが、健康であろうが、病気であろうが、それぞれが生きている今をいかにごきげんにするか》が肝心とブログで述べている。
物を捨てる理由はあくまでも生きている時間の快適さであり、死後を見越してのことではないというのだ。
黒柳徹子さん(90)も《終活なんて私にはできそうにない》《生前整理として物を減らすことは考えていない》と公言している一人。
2016年の雑誌のインタビューでは《中国・広州の動物園で3つ子のパンダが生まれたとき、すぐ現地に飛び、お母さんと3つ子パンダの巨大なぬいぐるみをゲット。でも案の定、家で持て余している》というエピソードを披露。
2022年には『徹子の部屋』(テレビ朝日系)でも、終活に言及。その日のゲストだった松原智恵子さん(79)と浅丘ルリ子さん(83)に「終活とかいうのは、やっていらっしゃらない?」と尋ねたところ、松原さんは「身辺整理みたいなこと?していないですね」と返答。
浅丘さんも「なんにもしてない」と答え、黒柳さんが「私もしていない。みんな、してないんだ」と笑顔を浮かべる一幕があった。
黒柳さんのパンダのぬいぐるみのエピソードのように、周囲から見れば理解不能でも、本人は欲しい、あるいは手元に置いておきたいということは、往々にしてあるもの。
それで気持ちに張りが出るのであれば、買い物を自重したり、物を捨てたりする必要はないのではないだろうか。