終活よりも意識したい死ぬときに《後悔しない生き方》の心得
ご 極上の死を迎えるために、自分が納得のいく生き方を貫き通す
く 苦しいことや煩わしいことは、できるだけやらない
じ 自由気ままに暮らす。我慢すると心身ともに老化が加速する
よ 要介護になったら残された機能と介護保険をフルに使い、人生を楽しむ
う うかつに医者の言うことを信じない。治療も薬も選ぶのは自分
の 脳と身体を使い続けて、認知症と足腰が弱くなるのを防ぐ
し 死を恐れれば恐れるほど、人生の幸福度は下がる
に 人間関係が豊かなほど老いは遠のく。人付き合いが億劫になったらボケる
か 身体が動かないとき、意欲が出ないときは「なんとかなるさ」とつぶやく
た 楽しいことだけを考えて、とことん遊ぶ。どうせ死ぬんだから
和田秀樹著『どうせ死ぬんだから 好きなことだけやって寿命を使いきる』(SBクリエイティブ)より
※タテヨミで「極上の死に方」に
※タテヨミで「極上の死に方」に
話を伺ったのは……
和田秀樹先生●東京大学医学部卒、精神科医。立命館大学生命科学部特任教授、和田秀樹こころと体のクリニック院長。長く老年医学の現場に携わるとともに、大学受験のオーソリティーでもある。『70歳が老化の分かれ道』『80歳の壁』など著書多数。
齋藤弘道さん●遺贈寄附推進機構 代表取締役。全国レガシーギフト協会 理事。信託銀行にて1500件以上の相続トラブルと1万件以上の遺言の受託審査に対応。2018年に遺贈寄附推進機構株式会社を設立。日本初の「遺言代用信託による寄付」を金融機関と共同開発。
取材・文/中西美紀