『SLAM DUNK』からはあの2人がランクイン

 7位は『SLAM DUNK』の流川楓。「衝撃的にカッコよかった」(兵庫県・49歳)、「中学生のころ、本気の恋愛感情を抱いていた」(大阪府・43歳)など、“ガチ恋した”というコメントが多数。

「少年漫画において、魅力的なライバルの存在は不可欠ですが、流川はその筆頭だと思います。ただカッコいいだけじゃなく、どこか陰のある雰囲気も女性を虜にした要因でしょう」

 6位は『鬼滅の刃』の煉獄杏寿郎。今回ランクインした作品の中では、唯一の2000年代以降に誕生したキャラクター。

「身も心もすべてが強く、まっすぐで温かい。今思い出しても泣くほどに好き」(富山県・43歳)、「コロナ禍に映画を見たが、落ちた気持ちを奮い立たせてくれた」(福岡県・49歳)。その生きざまが大人女性たちの心を震えさせた。

「近年の漫画作品の中でも、久々にやってきたヒーローという感じがします。本当に惜しい人を亡くしました」

 5位は再び『SLAM DUNK』から。主人公の桜木花道が、ライバルを振り切ってランクイン。

「作中ではイケメンとして描かれていませんが、絵がきれいなので、カッコよく見えます。どうしようもないヤンキーだった桜木が、バスケに出合い、必死に努力する姿を見たら、恋に落ちるのは当然です」

 アンケートのコメントでは、「ヤンキーは嫌いだけど、桜木花道だけは別。ちょっとおバカなところも可愛い」(青森県・44歳)、「バカだけど、バスケと晴子ちゃんには真剣な花道に、何度も泣かされたし、元気をもらった」(埼玉県・47歳)など、まっすぐな性格が支持を集めた。

 続く4位は、『ドラゴンボール』の孫悟空。「悟空の大人になった姿に惚れた。強い敵と戦うシーンは、うっとりしながら見ていた思い出」(東京都・45歳)、「大人になって孫ができても、上を目指し続けるポジティブさが好き」(新潟県・61歳)など、圧倒的な強さを持ちながら、いつまでも子どものような無邪気さを忘れない悟空に、母性本能をくすぐられた女子が多かったようだ。

「死んだ後も戦うような戦闘好きなので、付き合ったら大変そう。私の中では子ども時代のイメージが強いので、恋愛対象にはなりませんが、応援したくなる気持ちはわかります」