2位は松本人志という柱が抜けてしまった『水曜日のダウンタウン』(TBS系)。

 やはり「松ちゃんがいなくなって面白さが減った」(大阪府・52歳)という意見が多かったが、「ときどき不愉快な企画がある」(埼玉県・38歳)と相変わらずの攻めの姿勢に異議を唱える声も。

「松本さんの不在が最も大きいのが“水ダウ”。説を検証したVTRからスタジオに戻っての松ちゃんのひと言。これが見どころのひとつだったとあらためて感じます。

 松本さんがどういう視点でこのVTRを見たのかが番組にとってすごく大事なんですよね。松本さんの番組って内輪受けが多く、芸人ファーストというか芸人が面白がっていることが面白いみたいな番組が多い。

 視聴者がそれを面白いと思うには松ちゃんの視点が必要で、それがなくなったからつまらないと感じる人はいるでしょう」(カトリーヌさん)

 水ダウを抑え、1位に選ばれてしまったのは『ジョンソン』(TBS系)だ。

TBS系バラエティー番組『ジョンソン』(番組公式サイトより)
TBS系バラエティー番組『ジョンソン』(番組公式サイトより)

 '00年代、ダウンタウンをメインに人気を誇った『リンカーン』の後継番組として大々的に始まったが、まさかの体たらく。好きなバラエティーにはランクインしていないので、実質断トツの1位だ。

「『リンカーン』と比べたら面白さが半減している」(千葉県・36歳)、「企画がイマイチ。ゲストのアイドルに頼りすぎ」(大阪府・48歳)と、演者と企画の両方にダメ出しが。

「『リンカーン』の後を継いで『ジョンソン』なんてタイトルにしたのがそもそもの間違い。ダウンタウンを中心に当時の人気芸人がこぞって出ていた番組を、かまいたち、見取り図、ニューヨークモグライダーで後を継ぎますって言われても……。俺のベストキス発表会なんか誰得だよって。

『リンカーン』でやっていた企画を今やるのはコンプライアンス的にも難しいし、そういう意味でも無理があるんです」(カトリーヌさん)

 6位以下は、『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)、『アメトーーク!』(テレビ朝日系)、『アッコにおまかせ!』(TBS系)、『ぐるナイ』(日本テレビ系)、『バナナサンド』(TBS系)と10位『バナナ~』以外は老舗番組が並び、マンネリと高齢化問題を如実に表す結果に。