家の中の電気はすべて“LED”に
省エネ効果はゼロ、使っているだけで熱を発して室温を上げてしまう、と実はデメリットだらけの「白熱球」。LEDに変更すると約86%も消費電力が減るので効果は絶大だ。
「初期費用はかかりますが、白熱球を使い続けるほうが電気代は高くつくので買い替え一択。
一気にお金がかかるデメリットもありますが、一定の条件はあるものの各都道府県で行っている省エネ家電補助金制度があるので、うまく活用して購入しておくのがおすすめですよ」(安部さん)
電気とガスの契約は生活に合わせたプランをチョイス
2016年の電力自由化によって、通信会社をはじめとした新たな企業が電力事業にも参入。電力とガス・スマホやインターネットの通信契約をひとつにまとめてお得な「セット割」など、選べるプランもめじろ押しだ。
「関西電力で電気とガスをまとめると、年間7000円もお得になるとの試算も。いきなり新しいところにくら替えするのは大変なので、まずは現在契約している会社のお得なプランにかえるといいでしょう。
日中、家をあけるなら、夜の電気代が安いプランを選ぶなど、ライフスタイルに合わせた検討もしやすく、変更も比較的簡単。それでいてお値打ちになるのだから、やらない手はありません」(安部さん)
見落とし厳禁!保温機能は徹底的にOFF
炊飯器やお風呂、トイレの暖房便座まで、無意識のつけっぱなしで電気やガスを消費し続けるのが「保温機能」。
「ついやってしまいがちですが、例えば炊飯器の保温時間が4時間を超えるなら、電子レンジで温め直したほうが使う電力も少なく済みます。
つけたままのトイレの暖房便座を切れば夏はひんやりと気持ちいいレベルでしょうし、ひやっとするのが苦手な人は100均の便座シートを活用すれば、電気代がかかりません」(安部さん)