“小さいお金”と“大きいお金”
食費に使う金額は、月の前半は週1万~1万5000円、後半は週5000円など、幅がある。心置きなく贅沢ができるのも、切り詰めるべきところを節約できているから。
「私は変化があったほうが節約がうまくいくタイプ。2年ほど前からは投資も始めていて、昨年は投資利益が100万円超になり、貯蓄額は年間300万円ほどに。食費などの“小さいお金”と、投資に充てる“大きいお金”は分けて考えるようにしています」
今は、娘2人が小学校を卒業するまで、教育資金を1000万円ずつ貯める予定で、長女の分はまもなく達成。
「最近では家の近くで週3〜4回、パートも始めて収入を増やしています。今後は老後資金も貯めていきたいですね」
あかりさんの食費減ルール
・買い物は週2回。買いだめはしない
・買うものを決めず、その日に安い食材を買う
・きつい節約は続かない。食べたい日はお金を使う
テク1:旬の食材は安いものでも米と油はケチらない
米や調味料は、やや高くても味のいいものを選択。
「昔、激安米を買ったらマズすぎて捨てるはめに……。それ以来、コシヒカリなど安心して食べられるお米を選ぶように」(あかりさん、以下同)
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テク2:食費はPayPayチャージ+袋分け生活費で管理
食費は月初めに3万円分をPayPayにチャージ。足りなくなったら、生活費として袋分けしてある1日2000円の予算から使う。「23~25日ごろに足りなくなるので現金の生活費を食費に回し、後半を乗り切ります」
テク3:高級&庶民派スーパーを使い分け、たまに贅沢も
「チャージしたての月初めは高級スーパーへ。月末は引き締めるために庶民派スーパーへ行きます」。予算を決めてその範囲で買い物をすれば、贅沢品も食べられ、心もハッピー!
教えてくれたのは……あかりさん●フォロワー15.9万人のInstagram:@chokin.jpで貯金や節約テクを発信。夫と子ども2人の4人家族。'17年より貯金生活を開始し、年間100万円を節約。著書に『貯まる家計簿』(講談社)。
取材・文/釼持陽子