『ドリームハイ』“生みの親”ヨン様の結婚式に出席
今から13年前に放送された『ドリームハイ』は、未来のスターを夢見る高校生たちが挫折や葛藤を抱えながらも夢に向かって成長し、友情、恋愛を育んでいく群像劇。
2PMのテギョンとウヨン、T-ARAのウンジョンやIUなど日本でも人気のK-POPアイドルたちが出演し、さらにペ・ヨンジュンとJ.Y.Parkがタッグを組み、プロデュースもしたことで注目された。
スヒョンは、このドラマでの共演を機にヨン様に弟子入りし、俳優としてのスキルを上げたと伝えられている。事務所の先輩でもあるヨン様を慕い、「優しくて思いやりがあるし、僕の顔色がすぐれないとサプリをくれたりする、まるでお母さんのような方」と当時、語っていたほど。そんな『ドリームハイ』の続編からもう1人のスター俳優、パク・ソジュンが生まれた。
ソジュンといえば、『梨泰院クラス』。世界的大ヒットとなったドラマでの“いがぐり頭”が印象的だが、韓国では餃子の『王マンドゥ』のCMや映画『マーベルズ』でのハリウッド進出など、多彩な活躍ぶりを見せている。
デビューのきっかけはスヒョンのマネージャーに見いだされ、ヨン様の事務所に所属したこと。『ドリームハイ2』('12年)では、当時23歳という年齢ながら高校生の役をこなし、それでいて貫禄のある存在感を示していた。
スヒョンとの関係について、「友達の友達の知り合いだった」として、「彼を通じて現在の所属事務所と縁を結んだ」など、トーク番組で話したことも。
そんなソジュンは「キム・スヒョンとは対照的な俳優です」と、前出の佐藤さん。
「パク・ソジュンは、庶民的で親しみやすいキャラクターが人気。『梨泰院クラス』で演じた青年は、恵まれない環境からがむしゃらに頑張って巨大な力と対峙しながらのし上がっていく。そのリアリティーは彼にしか演じられないですよね。
今年、公開された映画『コンクリート・ユートピア』でも、今の韓国の30代青年が変化していく様をやはり親近感たっぷりに演じています。みんなが、わかるわかる、と共感してしまうパワーがありますよね」
スヒョンが異次元の世界の住人だとすると、ソジュンはどこにでもいるお兄さんのようだという。
「私は、『サム、マイウェイ〜恋の一発逆転!〜』('17年)が大好きです。学生時代にテコンドー選手として活躍したものの、今はしがない毎日を送る等身大の青年をソジュンが演じているのですが、そんな生活感のある役がとても似合う。実際は、背が高くてとてつもなくカッコよく、そのへんにはいないんですけどね」(佐藤さん、以下同)