「物語を感じる」回文
お話の一文を切り取ったように、言葉のパズルが想像力を刺激
悔いて、聞いて、目覚めて、生きていく(くいてきいてめざめていきていく)
よしなさい蝶よ 小さい蝶よ 小さな詩よ
(よしなさいちようよちいさいちようよちいさなしよ)
夜 詩を読み 優しい子は歌う 歌うは恋しさ 闇夜を知るよ
(よるしをよみやさしいこはうたううたうはこいしさやみよをしるよ)
「心に寄り添う」回文
日々のストレスに疲れている時、そっとやさしく心をほどいてくれる
なら軽く頑張るか、光る番が来るからな
(ならかるくがんばるかひかるばんがくるからな)
なんか辛かろ、風呂から浸かんな(なんかつらかろふろからつかんな)
さあ生まれ変わり、別れ舞う朝(さあうまれかわりわかれまうあさ)
解説してくれたのは……加藤俊徳先生●脳内科医。医学博士。加藤プラチナクリニック院長。独自に開発したMRI脳画像診断法を用い、1万人以上の脳を診断、治療。『1日1文読むだけで記憶力が上がる!おとなの音読』(きずな出版)など、著書多数。
回文を作ったのは……コジヤジコさん●回文家、言葉遊び作家。主にXで回文作品を発信。回文絵本に『よるよ』(偕成社)、『まくらからくま』(岩崎書店)、回文集に『よるのいぬいのるよ』がある。X:@cozyar_kaibun