1位はダンスが社会現象に
「変な格好しているのに可愛かった」(福岡県・41歳)、「腹踊りをあんなチャーミングにできるのは彼女しかいない」(長野県・38歳)
2位にランクインしたのは『義母と娘のブルース』(2018年)の綾瀬はるか。バリキャリ女性の岩木亜希子(綾瀬)は、余命わずかな宮本良一(竹野内豊)と結婚し、小学生の娘みゆき(横溝菜帆/上白石萌歌)の母親となり……。亜希子とみゆきの10年を描いたハートフルコメディー。
「能面のような表情で事務的な態度をとる亜希子を綾瀬さんが演じることで、血の通った温かいキャラクターに昇華できたように思います。基本的にしゃれっ気のないスーツ姿でスタイリングの面でいえば代わり映えしないヒロインですが、綾瀬さんの動きがとにかく可愛い」(津田さん)
人気コンテンツとなった同作は今年初めにもスペシャルドラマが放送されるなど、息の長い作品になっている。
そんな『ぎぼむす』を抑えて1位にランクインしたヒロインはやっぱり、
「女優が違ったら恋ダンスは流行らなかったと思う」(滋賀県・35歳)、「ファッションも可愛いし、インテリアも手が届きやすくて素敵だった」(島根県・30歳)
圧倒的な票を集めたのは『逃げるは恥だが役に立つ』(2016年)の新垣結衣。エンディングで踊った恋ダンスは社会現象に。海野つなみ氏による漫画原作に加えて野木亜紀子氏が脚本を務め、数々の名ゼリフを生んだ同作。連続ドラマでは森山みくり(新垣)と津崎平匡(星野源)の契約結婚から生まれた恋を描き、続いたスペシャルドラマでは本当の結婚を選んだその後が描かれた。
「ガッキーといえばダンスですよね。ポッキーのCMで踊る姿は多くの視聴者を引きつけ、それから約10年たっての恋ダンスはやっぱり視聴者を釘づけにしました。
ただ、連続ドラマはスタイリングもヒロインもとても可愛かったのですが、スペシャルドラマでは魅力が半減していました。出産、子育てを描いているのですが、コロナ禍の子育てが描かれて、ガッキーの表情も暗いものが多くて……。連ドラ時代の輝きがそれ以降のガッキーに感じない」(津田さん)
と辛口評価だが、2016年当時の新垣の輝きは本人にも超えられない?
「火10ヒロインは基本的に仕事も恋も頑張るお仕事ドラマが多いですが、坂元裕二脚本の『カルテット』(2017年)や、宮藤官九郎脚本の『監獄のお姫さま』(2017年)などの異色作も人気。
秋からは奈緒さんが『あのクズを殴ってやりたいんだ』でヒロインを務めるのでこれもまた人気になりそうですね」(津田さん)
新ヒロインに期待大!