弁護士に聞いた違法性
この件について、違法性はあるのか、動物愛護法に詳しい弁護士に話を聞いた。
「猫やウサギの毛皮を見て、見ている人たちが不快に思うのは理解できます。しかし、出品者がどういうルートで毛皮を手に入れたかが分からないなど、犯罪かどうかを明らかにするためには確かな情報が少なすぎます。
ただ、刑事責任を負わなければ何をしてもいいわけではありません。この件は情報が少なく、事実がはっきりとしない分、犯罪かどうかはグレーだといえるでしょう。見えている事実だけでは犯罪と言い切れないからこそ、出品者は長く商売を続けられているのだと思います。ただ、それがいいことだとは全く思いません」
また、この件についてメルカリに問い合わせたところ、以下のような回答があった。
《大変恐縮ではありますが、個別の出品物に対する出品状況や対応方針等については、本件に関わらずコメントは差し控えさせていただいておりますが、違法性が確認できる商品については商品削除等の対応を行っています。出品物に関しましては、多様な価値観によるさまざまなご意見があるものと認識しております》
多様な価値観と言えど、家猫の毛皮を使った商品などは多くの人が受け入れがたいのでは――。