年金の加算で安心!週3ワークで社会保険に加入
年金を最大限増やすためのみなみさんの一番のおすすめは「社会保険に入って働くこと」。
「定年後もほどほどに働くことをおすすめします。昨今、社会保険加入の条件がかなり緩和され、社会保険に入りやすくなったのです。社会保険に入ればその分、年金が増えます。
たとえ数千円のアップでも、年金をもらい続ける年数を考えれば大きな額になります。他にも、収入が増える、健康保険料を減らせる、元気とやりがいを見つけられるなど、働くことで得られるメリットはいろいろとあります」
現役世代のように週5日勤務をする必要はないという。
「私がすすめているのは“週3ワーク”です。パートやアルバイトでも、条件さえ満たせば雇用保険や健康保険に加入できます。目指すのは、週の所定労働時間20時間以上、月額賃金8万8000円以上。これは会社が用意している社会保険にギリギリ加入できるラインです」
雇用保険に加入することで、年金が増えるだけでなく次の3つの“給付金”が得られる。
「60歳を過ぎた会社員には少なくなる給与を補填(ほてん)してくれる『高年齢雇用持続給付金』、65歳以上の失業者には『高年齢求職者給付金』、資格取得をした人には一定のお金が戻る『教育訓練給付金』が支給されます。雇用保険に加入するだけで、これらの給付金を受け取ることができます」
さらに、働く意思があれば3つの“手当”ももらえる。
「要件を満たせばパートでも、失業した際の『失業手当』、次の仕事が見つかったときにもらえる『再就職手当』、さらに、再就職手当を受給すると『就業促進定着手当』がもらえる場合があります。こうした手当を活用しながら年金加算をしっかりゲット。健康ならばぜひとも70歳までは働くことをおすすめします」