「あおむけに寝て腰と首にまくらをあてて足や頭をフリフリするだけ。メリハリのあるボディがつくれます」。そう話すのは、整体治療家のいちい葉子さん。食事制限や運動をむやみに頑張っても、骨格をよりよい状態に整えないと、体形は変わらないという。バスタオル3枚でできる『まくら体操』、そのすごさとは?
食欲が増す季節、でも寒さで運動はサボりがち。その結果、たるんだ身体を重ね着でごまかす……心あたりがある人には、食事制限やつらい運動なしで理想の体形が手に入る「まくら体操」がおすすめだ。
「運動経験ゼロでも、足腰に不安のある高齢者でも大丈夫。あおむけに寝て腰と首にまくらをあてて足や頭をフリフリするだけで、メリハリのあるボディがつくれます」
と、整体治療家のいちい葉子さん。
「整体の理論に基づき、人体の力学に着目したメソッドです。まずは一日5分から、身体が気持ちよくなるのを実感してみましょう」(いちいさん、以下同)
骨格が整えば体重減もついてくる!
必要なのは、バスタオル3枚のみ。
「大事なのは、この特製まくらを使い、腰と首の体操を必ずセットで行うことです。腰と首には、本来きれいなアーチができているはずですが、生活習慣の乱れや肥満、加齢などでそのアーチが崩れてしまった人が多いのです。
それを放置したまま食事制限や運動をむやみに頑張っても、締まりのない体形は変わりません。まずは、ゆがんだ骨格をよりよい状態に整えること。そうすれば、自然とバランスがとれた筋肉がついて“やせ”につながります」
夜寝る前にやるのがおすすめだそう。
「毎晩、歯磨きのように習慣づけましょう。寝ている間に、硬くこわばった骨格筋が緩み、身体についた癖を修整していきます。骨格が整えば、ヒップやバストをアップさせる筋肉がしっかりついて、代謝も上がります。結果として体重も落ちやすくなるのです」
3Lサイズの50代前半の女性が「まくら体操」を続けたところ、Mサイズの服が入るまでに体形が変化、おしゃれ心に火がついてショップでの試着も積極的にできるようになった。
また食事制限なしで「まくら体操」を続けた60代前半の女性は、体重12キロ減、体脂肪10%減ばかりか、太ももと一体化していたたるんだお尻が、形のよい桃形に変わったなど、うれしい報告が後を絶たないという。