放送開始早々から、SNSで《#反省会》が立ち上がってしまったNHK連続テレビ小説『おむすび』。《#反省会》といえば、思い出されるのが2022年度前期に放送された『ちむどんどん』だが、SNSでは《『ちむどんどん』の再来》という声が飛んだ。
初回こそ平均世帯視聴率16.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録し、直近3年で放送された朝ドラの中では首位となる好スタートを切ったが、その後の週平均視聴率は第1週16.1%、第2週14.7%、第3週13.5%、第4週12.9%と下降線をたどり、第5週で14.2%まで回復したものの、第6週13.6%、第7週13.9%と再び低空飛行が続いた。
12月にはドキュメンタリーが放送予定だが…
その間、主演の橋本環奈のパワハラ疑惑や中川大志との熱愛が報じられたりもしたが、ワイドショースタッフは、「パワハラは事務所内の内輪の問題ですし、熱愛も以前から報じられていて、いまさら感がある。加えて、そもそも独身の若い男女の交際ですから、昔ならともかく今の時代、批難する人はいないでしょう」と、彼女の仕事、とりわけ朝ドラに影響を及ぼすことはないと断言する。
しかし、このまま静観しているわけにはいかなくなったのか、NHKも何か手を打たねばと考えたようだ。これまでの朝ドラでは見られなかったことだが、ことあるごとに放送予告が流れ、関連の特番が組まれるようになった。
さらに、橋本に密着したドキュメンタリー『プロフェッショナル 仕事の流儀』が、12月30日に放送されることが決まっているが……。
「低空飛行の原因が橋本さん自身にあるわけではなく、問題は脚本だと当初から指摘されていたように、ドラマ以外で彼女の露出が増えたからといって、状況は大きく変わることはないでしょう。子役時代を最初ではなく途中に挟むという、これまでの朝ドラには見られなかったトリッキーな演出と、阪神淡路大震災を描くことで、一瞬ですが視聴者を取り戻すことができました。しかし、それほど効果はなかったように思いました」(テレビ誌ライター)