目次
Page 1
ー みんなが好きなおかずにおせちの要素をプラスして
Page 2
ー 電子レンジも活用
Page 3
ー 作っても即、食べ切っちゃう!?絶品! 華やぎ副菜
Page 4
ー 食べすぎてしまいがちな正月に◎
Page 5
ー 市販の黒豆&数の子はディップにアレンジ!

おせち作りは手間も費用もかかるうえ、濃いめの味つけやふだん食べ慣れない食材は若い世代に不評なことも……。4人の子どもを持つ料理家、松山絵美さんが提案するのが「おかず」っぽいメニュー。どれも簡単、大みそかから作っても余裕で間に合います☆

 おせち料理の濃い味つけや食べ慣れない料理が苦手という人が増えている昨今。カジュアルに食べられるオードブルを買う人も増えています。

みんなが好きなおかずにおせちの要素をプラスして

「家族全員で正月気分を味わいたいなら、“おせち料理”と“おかず”のハイブリッドがおすすめ」と教えてくれたのは、料理家の松山絵美さん。

「電子レンジを使ったり、漬けワザで調理過程を減らせば簡単に作れます。ちょっとした“ごちそう”ならお正月以外にもお役立ち」(松山さん)

 重箱を出して詰めるのが手間なら大皿でも十分。今年は無理をしないおせち風おかずで、新年を迎えましょ♪

※電子レンジは600Wを使用。ただし機種や耐熱容器の種類、食材の大きさなどで加熱状態は変わる可能性があります。
※はちみつを使った料理は、1歳未満の乳児には与えないでください。

お祝いごとにぴったり!ハレの日主菜

梅牛たたき

 冷蔵庫で漬けて味つけしっかり、梅肉で口当たりさっぱり

梅牛たたき 撮影/松山絵美
梅牛たたき 撮影/松山絵美

材料/2人分
・牛もも肉(ブロック)……約300g
・梅干し……3個
・塩・こしょう・油……各適量
 A〔めんつゆ(3倍濃縮)……大さじ1と1/2、砂糖……小さじ1~1と1/2〕
・青じそ……適量

【作り方】

(1)牛もも肉に塩とこしょうをふり、もみ込む。フライパンに油をひいて強めの中火で熱し、牛肉を入れ、片面4分、裏返して3分加熱。側面を各1~2分かけて焼いたら、火を止めてそのまま粗熱を取る。

(2)ポリ袋に梅干しを入れてつぶし、Aを加えてよく混ぜ、(1)を入れる。なるべく空気を抜いて口を縛り、冷蔵庫に入れて3時間~ひと晩置く。

(3)(2)を薄切りにして皿に盛りつけ、青じそのせん切りをのせる。

海老のチーズ焼き

 シンプルだけど華やか見え♪とろっとチーズがおいしい洋風アレンジ

海老のチーズ焼き 撮影/松山絵美
海老のチーズ焼き 撮影/松山絵美

材料/2人分
・有頭海老……4尾
 A〔ピザ用チーズ・マヨネーズ……各大さじ2~3〕
・パセリ(みじん切り)……適量

【作り方】

(1)海老はキッチンばさみで背中を縦に切り、背ワタを取る。Aを混ぜ、カットした部分を広げて詰めるようにのせる。

(2)(1)をオーブントースターや魚焼きグリルでこんがりするまで焼く(オーブントースターなら10分程度、両面焼きグリルなら7分程度が目安。海老が倒れてしまう場合は丸めたアルミホイルで支える)。器に盛り、パセリをちらす。

開運招福ポイント「海老」
 ひげがあり、加熱するとお年寄りのように背が丸くなることから、長寿でいられるようにという願いが込められています。