お手振りの拒否に華子さまためらい
さまざまな人が、それぞれの思いを胸に足を運んだ今回の一般参賀だが、特に美智子さまのご動向が注目を集めた。
「'24年10月、美智子さまはお住まいの仙洞御所で転倒され、右大腿骨上部を骨折する大けがを負われました。同月に手術が行われ、経過は順調だそうですが、現在もリハビリ中で、いまだに長い時間立ち続けることは困難だといいます。そのため、今回の新年一般参賀への参列は見送られるのではとの見方が強まっていたのです」(前出・皇室ジャーナリスト、以下同)
そうした予想に反して、堂々と参列された美智子さま。当日に見せた“ある姿”には驚愕の声が寄せられた。
「上皇ご夫妻は午前の参賀にのみ参列され、国民の前には3度お出ましになられたのですが、美智子さまはすべての回で杖を使わず、自らの足でゆっくりと歩かれたのです。脚のおけがは全治まで最長で半年は要するといわれていましたから、容体はいまだ回復途上でしょう。そんな満身創痍な状態でも“国民の前では元気な姿を”と、美智子さまは考えられたのでしょう」
参賀に訪れていた東京都在住の80代女性はこう語る。
「美智子さまの大ファンで、コロナ禍前までは新年一般参賀によく足を運んでいました。今年は人数制限がなくなったと聞いたので来てみたのですが、内心、美智子さまはお出ましにならないだろうと思っていたんです。ですから、美智子さまが杖や車いすを使わず、ご自分の足で歩いて登場されたときは感動しました。私のような美智子さまを待ちわびている国民のため、力を振り絞ってくださったのかと思うと勇気をもらえました」
皇太子妃や皇后として、長年一般参賀に参列されている美智子さまだが、今年は例年にはない変化が垣間見えたという。
「集まった人々に皇族の方々が笑顔で手を振る中、美智子さまだけが3回のお出ましで1度もお手を振られなかったのです。1回目のお出ましの際、なかなかお手振りをされない美智子さまに気がついた両陛下は、身を乗り出して“お手を振らないのですか?”と表情やしぐさで訴えておられるように見受けられました。
隣にいらした華子さまも、美智子さまがお手振りをされないので、手を振ることをためらい、困っているご様子で……」(前出・皇室ジャーナリスト、以下同)