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ー 史上最大級のインフルエンザ到来!タミフル「品切れ」になったら……

 

「もうこれ以上インフルエンザ患者は増えないらしいですよ。なぜって? 検査キットが品切れだから……」

史上最大級のインフルエンザ到来!タミフル「品切れ」になったら……

霜降り明星
霜降り明星

 霜降り明星が1月11日深夜に自身のラジオ番組『オールナイトニッポン』で話したネタが本当になりつつある。

 過去最多の水準でインフルエンザが猛威をふるっている。一部の治療の供給が一時的に停止されることも発表され、今後さらなる被害が拡大されるであろうインフルに戦々恐々としている人も多い。

「中外製は9日、インフルエンザ治療の『タミフルカプセル75』を出荷停止にすると発表。続いて沢井製も『タミフル』のジェネリック医品の供給の一時的停止を公表し、医療現場からはが足りないという悲鳴があちこちから聞こえてきています。

 全国各地で年末の救急外来の8割はインフル患者だといい、全国の1医療機関あたりのインフルエンザの患者数は週に64・39人と過去最多を更新しています。これは前年の約3倍。長崎県では過去最多の82・27人。年が明けても患者数は増え続けていますが、検査キットも品薄となり、正確な患者数が測れないところも」(全国紙記者)

 統計を取り始めた1999年以降、最多の新規感染者数を記録しているインフルエンザ。病床も逼迫し、救急搬送が困難なケースも増えている。も手に入らない、病院にも行けない状況に陥ったらどうすればいいのだろうか─。

 ある医療ジャーナリストは、

「インフル感染で最も怖いのは『インフルエンザ脳症』です。脳が急激にむくむことで嘔吐やけいれん、意識障害などが生じ、最悪の場合、1日程度で死に至るケースも。

 幼児や子どもに多く見られる症状で、ワクチンを接種すれば重症化しないと医療機関側は言いますが、それは信ぴょう性が薄い。接種しているにもかかわらず死亡しているケースは多い」

 と警鐘を鳴らす。続けて、

「市販の解熱剤は安易に使用しないこと。配合されている成分によっては、インフルエンザ脳症の合併症を起こす原因となります。病院に行けない場合でも局などで剤師に相談のうえ、購入するように。非ステロイド性抗炎症が配合された市販の使用は絶対に避けてください」

 インフルエンザの特効といえば『タミフル』。それがないともなると、自己判断でを購入してしまう患者が多いという。

「『タミフル』がない=インフルエンザの治療がなくなった、という絶望的な考え方に陥る人が多いですがそんなことはありません。『リレンザ』『ラピアクタ』『イナビル』『ゾフルーザ』『オセルタミビル』など他にも治療はあります。ですから自己判断に走らずに医療機関に必ず相談してを購入してください」(同・ジャーナリスト)