さらなる試行錯誤を重ね、独自の食事療法である28Daysメソッドを確立。2024年5月からSNSで配信を始めると、予想以上の反響がきた。

私と同様、がん経験者や更年期障害、PMSに悩む女性からの反響が特に多いです。食養生メソッドのオンライン講座には国内外から多くの人が参加してくれて、みなさんが成果を出しています

おいしい料理をきちんと食べること

 ちゃおさんの食養生はいわば「引き算」のメソッド。

何かを足すのではなく、身体に入れないほうがいいものをできる限り食卓から減らすこと、そしておいしい料理をきちんと食べることです。シンプルすぎますか? でもこのメソッドを続ければ身体は絶対に変わりますよ!

「身体に入れないほうがいいもの」とは、糖・小麦・悪い油・乳製品の4つ。特に「糖」は、最初の5日間で甘いものをすべて断つ、というから相当な覚悟がいりそうだ。

そのつらさはよくわかります。でもこれは、28日間限定のイベントではなく、生涯の食事習慣を決める大事な期間。5日後の身体の変化にきっと驚きますよ

 次の9日間で、炭水化物などの糖質をできるだけ抑える。大まかな流れは右ページを参照してほしい。

このメソッドは糖断ちが目標ではなく、その人にとって適正な糖質量を見極めるために行うものです。体内で余分な糖がタンパク質などと結びついて糖化する、この糖化こそ老化や体調不良の大きな原因です。糖質は身体に欠かせない栄養素の一つでも、とりすぎは害にしかなりません

 残る3毒のうち「小麦粉」は腸内環境を乱すもとだから、「悪い油」は酸化しやすいから避けたほうがいい。そして「乳製品」をとると消化不良をまねく乳糖不耐症の人もいるので、避けたほうがよいとちゃおさんは言う。

 そうした食習慣を身につけて減量に成功した人、アレルギー症状やリウマチなどの関節痛が楽になった人、薬だけでは改善しなかった血糖値が平常になった人などから、喜びの声が届くという。

乳がんによる抗がん剤で、むくんだ身体に悩みがあった41歳の女性は、顔の輪郭と後ろ姿がとても変わり、8kgの減量に成功。現在はがんの再発の心配はなく元気に過ごしています。体重ばかり気にして栄養失調に陥ってしまった50歳の女性は、10kg減で体調も良好。きれいに痩せられて満足と効果を実感されていました