ただ、その年代は、どんなにさかのぼっても今から2000年ほど前のことで、今回の2600年とは大きな開きが─。
「このことは、歴史に詳しい今上陛下も、皇太子殿下もよくご存じだと思います。とはいえ、その即位や崩御の年月日を記した史料が『日本書記』以外に現存しません。そのため明治以降、それを新暦に換算し、2月11日を『紀元節』(現在の『建国記念日』)、4月3日を『神武天皇祭』と定め、皇室でも民間でも大事にされてきました」(同)
今回のご参拝は、歴史や伝統を大切にする天皇陛下と美智子さまらしいものだが、重要な日だけに“役割分担”をされる方向で話が進んでいるようだ。
「当日は、秋篠宮ご夫妻が両陛下に同行されることになりそうです。秋篠宮家では、お子さま方も小さいころから神武天皇陵を拝礼されていますが、皇族としての教育の意味もあったのだと思います。長女の眞子さまが11歳、次女の佳子さまが8歳だった'03年3月に、初めて神武天皇陵を参拝されました」(秋篠宮家関係者)
長男の悠仁さまは幼稚園時代の'12年11月に、スーツにネクタイ姿で玉串をささげられている。