ミュージシャンをあきらめた理由

過去にミュージシャンとして活動していた駿河太郎 撮影/佐藤靖彦
過去にミュージシャンとして活動していた駿河太郎 撮影/佐藤靖彦
すべての写真を見る

 当初は音楽活動と並行していたが、あることをきっかけに、役者1本に……。

「映画のオーディションに受かったのに、バンドのツアーと撮影期間が2日間だけかぶっちゃって、役を降りることになったんです。俺の音楽なんて趣味みたいなものなのに、そのせいで仕事を飛ばすとはマネージャーやスタッフに本当に申し訳なくて。それをきっかけに、やめきれずにいた音楽に区切りをつけました」

 役者としての顔が広く知られるようになったのは、'11年のNHK朝ドラ『カーネーション』。ヒロインの夫役に抜擢されたときの心境は?

「うれしかったですね~。昔から、友達のばーちゃんやじーちゃんにすげえ好かれるから、“俺、朝ドラ顔やと思うねん”って周りに話していたくらいだったんで(笑)」

 '13年にはTBSドラマ『半沢直樹』で主人公に助け舟を出すホテルの経営者役を演じ、話題に。今年に入ってからはフジ月9ドラマ『ラヴソング』にも出演した。

 私生活では'07年に結婚。現在、小学2年生の男の子と、3歳の女の子を持つパパでもある。

「子どもにはいろんなもんを見て、経験してほしいと思っているので、一緒にサーフィン旅行とかしています。僕自身はどう育てられたか? うちはおかんがめっちゃしっかりしていて、親父はいい具合に放っといてくれましたね」