大河ドラマ『真田丸』はいよいよ天下分け目の関ヶ原を迎える。大谷吉継を演じる片岡愛之助に話を聞いた。

 

「三谷さんからは“すごく素敵に、カッコよく演じてください”とリクエストをいただいたのですが、それってどうやるんだろうと、ちょっと悩みましたね(笑)」

 常に冷静沈着な言動で、三成とともに豊臣家の土台を支える大谷吉継。歴史好きな人には、覆面姿のイメージが強いけど……。

「僕も“覆面の人”という印象がありましたが、『真田丸』では病気を発症する前から描いてくださるということでありがたいなと。ただ、どんな本を読んでも彼についての資料があまりないんですよ。

 なので三谷さんの書いた、非常にいい人で、的確な判断をして物事を俯瞰で見ることができる人、というキャラクターを大切にしようと。彼のキャラについて堺(雅人)さんとも話したんですけど、“いい人すぎて怖いよね”って(笑)」