夜食でがんリスクが高まる
18時以降は食べないという倖田來未式ダイエットは、がんの再発防止にも効く!? 米カリフォルニア大学によれば、夕食から朝食までの時間が13時間未満の場合、早期乳がん患者の再発リスクが増加したとか。
「夜間の長い絶食時間が、がん全般の発症と再発リスクの低下につながる可能性があります」
飲んで赤くなる人は食道がんになりやすい!?
「飲酒後に顔が赤くなる人が大量飲酒を続けると、80歳までに5人に1人が食道がんや、のどのがんになることがわかりました」
愛知県立がんセンターの報告で、アルコールの分解にかかわる遺伝子型と飲酒習慣を分析した結果。赤くなるのは正常な反応では?
「お酒を飲んで顔が赤くなる人は、お酒を分解する力が弱く、分解によって生じる発がん物質・アセトアルデヒドが体内にたまりやすいため、リスクが高いとされています。顔が赤くなるのはいいことではないという意識が大切で、飲酒習慣を変えることが重要です」
<プロフィール>
◎小川徹先生/国立病院機構嬉野医療センター皮膚科医長。医学博士。米国カリフォルニア大学、ペンシルベニア大学、英国ロンドン大学セントトーマス病院にて、皮膚がんの研究など、豊富な国際経験をもつ
◎白澤卓二先生/白澤抗加齢医学研究所所長。医学博士。アルツハイマー病とアンチエイジングのスペシャリスト。テレビ、ラジオなどマスコミで活躍。著書は『100歳までボケない101の方法』ほか、200冊以上