羽生の背中を追う宇野昌磨、300点超えへ
羽生の背中を追うのが、宇野昌磨。シニアデビューした昨年のGPでは、アメリカ大会2位、フランス大会優勝、ファイナルで銅メダルに輝き一躍、注目の的に。今季は、ロンバルディア杯優勝、昨季のチームチャレンジカップで、公式戦初の4回転フリップジャンプを成功させ、ギネス記録に認定された。
「いちばん成長が期待されている選手です。去年、いい成績を残していますが、今年が間違いなくブレイクイヤーになり羽生選手、ハビエル・フェルナンデス(世界選手権覇者)という世界トップ2を脅かす筆頭にいます。
プログラムには、4回転ジャンプをショート、フリー合わせて5本入れて、先輩2人と同じ本数。ジャパン・オープンでは、演技構成点が5つの要素のうち9点台が4つもあって高評価。あとはジャンプの出来次第によって、フリーでの200点超えはいつでもできるし、ショート、フリーと合わせて300点超えも現実的な得点だと思います。
今シーズンは、トップスケーターとしての期待やプレッシャーを受けながらも、自分の滑りと演技ができるかが問われています」
330・43点の世界記録をマークした絶対王者・羽生と、次代のエース・宇野との今季初の直接対決は、GPファイナル、もしくは全日本選手権になる。