'98年に放送されたドラマ『GTO』。反町隆史演じる教師・鬼塚を下着姿で誘惑する生徒役でブレイクした希良梨。昨年、芸能界に復帰した際、19歳で子宮頸がんを発病したことを公表した。
そもそも、子宮がんには“子宮頸がん”と“子宮体がん”の2種類がある。子宮の入り口にあたる子宮頸部にできるのが子宮頸がん、子宮の奥の子宮体部にできるのが子宮体がんだ。
一般的ながん年齢といえば40歳以上だが、菊池がんクリニックの菊池義公先生によると、
「子宮頸がんは20~30代の女性に多いです。50歳以上になると子宮体がんが増えてきます」
年に1万人を超える女性がかかっているという子宮頸がん。乳がんなどとは違い、原因が明らかだ。
「ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスが原因です。HPVは性別を問わず、人が日常的に持っている日和見菌のようなもの。性交渉によって男女間を行き来していますが、感染しただけではがんにはなりません。半年から1年で自然とウイルスがいなくなることがほとんどです。何年も“感染し続けること”で、子宮頸部に異常が起こり、がん化します」