結婚できない3タイプのアラフォーへのトリセツ
では、この3タイプがどうしたら結婚へと近づけるのか。その方法を提示しよう。
まず『恋多き女』タイプから。ここに属する女性たちは、美人でおしゃれでヘアメイクも上手。自分の見せ方を知っているし、年齢よりも若く見えることに自信を持っている。恋愛力も女力もある。
それなのに結婚できないのは、20代のころ恋愛してきた男性の条件をそのまま今にシフトさせているからだ。
このタイプの女性たちは、「男性の年齢は同世代。もしくは年下でもいい」という。「決して高望みをしているわけではない」と付け加えつつも、見た目や年収を平均以上に設定している(ハゲやデブは除外。年収は500万円以上など)。しかし、彼女たちが結婚相手にしたい男性たちは、もはやアラフォーは対象外。20代後半や30代前半の女性たちを見ている。
このタイプのアラフォーは過去に男性にモテた栄光を捨て、男性の年齢や条件の幅をもっと広げたほうがいい。
どうしても条件が譲れないのなら、結婚相談所やアプリなどのプロフィールを最初に提示する出会いではなく、婚活パーティーのような直接出会える場所で婚活することをおすすめする。実際に婚活パーティーでは、10歳近く離れた年上女性と年下男性のカップルが誕生することもある。
では、『バリキャリ』で男と肩を並べて仕事をし、恋愛よりも仕事に没頭してきたタイプはどうしたらいいのか。
このタイプは“男に負けたくない”という気持ちが強く、女性特有のやわらかな物腰が欠如している。しゃべり方も「つまり」「いわゆる」などを多用して理論武装しており、男性から見ると女として可愛げがない。恋愛してきた数も少ないので色気もない。
彼女たちは、婚活できる場所にどんどん出ていって数多く出会い、恋愛スイッチをオンにすることから始めよう。そこで男性を好きになったら男性が入ってこられる“隙”をうまく作っていくことが結婚相手を見つける近道だ。
最後に、恋愛らしい恋愛をしたことがなく、男性経験もないままに30を越えてしまった『バージン』タイプ。
実は今の時代、男性も女性も異性の性的経験がないままに30を越えてしまった人が意外に多いのだ(表2参照)。
2010年の国立社会保障・人口問題研究所の『第14回出生動向基本調査』では、18〜34歳の男女の性の未経験は男性36・2%、女性38・7%であると発表している。
しかし悲観することはない。男性には“処女神話”があり、自分よりも性的経験の豊富な女性よりもむしろ未経験の女性を好む傾向にある。
問題は恋愛のやり方を知らないこと。恋愛することに自信が持てず、積極的に動くことができない。男性の気持ちが読めずに、ひとりよがりの行動をしてしまうので、恋愛がうまくいかないことが多い。
男性経験のない(または極端に少ない)女性には、結婚相談所や結婚情報センターのような場所での出会いがおすすめだ。出会うのは“結婚したい”と思って登録をしている男性たちだし、お付き合いに悩んだときは仲人やアドバイザーが相談に乗ってくれる。
まずはいくつかのお見合いをして、男性と1対1で話すことに慣れる。交際に入ったら、食事に行ったりデートをしたりしてコミュニケーションを図る経験を積んでいく。お見合い市場という安全地帯の中で、結婚を前提にした恋愛のケーススタディーを重ねていくことで、結婚への道が開けていく。