その後の国民の反応や政府の動向に美智子さまのご心労も重なったことだろう。そんなストレスなどで、今回の病状も心配されたが、12月12日には快方に。
宮内庁関係者は、美智子さまの回復を“後押し”したものがあるとみる。
「陛下の退位について、有識者会議の結論では、恒久的な制度ではなく、一代に限る特措法にする方向で決まりました。
8月の陛下のおことばでは、今回に限らない法制化を希望されているようにも読みとれました。ただ、方向性が定まったことについては、陛下も美智子さまも安堵されたのではないでしょうか」
前出の渡邉さんは、女性皇族方への“期待”が美智子さまの症状を軽くしたとみる。
「今年は、次の皇后である雅子さまが長年の療養生活から公務に復帰しつつあることに、美智子さまは希望を持たれたのではないでしょうか。
初孫である秋篠宮家の眞子さまのご活躍も、見逃せません。研究を続けながら、弟の悠仁さまの面倒をみつつ、成年皇族として公務をされていることに、美智子さまは頼もしさをお感じになったと思います」
年明けには、恒例の宮中行事やベトナム訪問も控えるが、そんな“安心感”を持ちながら、美智子さまは公務に集中することができそうだ。