石田が尊敬する中田監督を激写!
「いちばんの見どころは、主婦の許されざる恋の行方です。今後は瀬野が屋根裏部屋に住みつくようになった本当の目的が明かされていきます。それを知った衣香はどう思うのか、2人の関係は、どう変わるのか?」
演出は『リング』の中田秀夫監督が担当し、石田とは初めての仕事に。
「石田さんは、中田監督の大ファンで、リスペクトしています。撮影の合間には、監督の写真を何枚も撮って大喜び。どっちが被写体かわからないくらいです(笑)」
ホラーの巨匠だが、実は怖いのが嫌いという中田監督。衣擦(きぬず)れの音や人が歩くときの靴音など音にこだわって緊張感を煽(あお)っているという。
「“ありえないでしょ”と、どんどん突っ込んでください。でも不意に、ハッとさせられる瞬間があるはずです。登場人物の行動・発言には、一歩間違えば、自分もそうしたかもと……。それが今作の本当の恐怖を味わう瞬間です」
また、“恐怖”という点では、派手で目立ちたがり、衣香を脅かす姑を演じる高畑の演技も秀逸だ。
「脚本家の旺季(おうき)志ずかさんが撮影現場に来たとき、高畑さんの演技を“怖い怖い”と言っていたのです。
旺季さんの書いたセリフを一言一句変えずに話しているのですが、高畑さんが演じられると、すごく圧迫感があって、脚本より3万倍は怖く感じます!
なぜ、怖いんだろうと思って気づいたのは、千鶴子のセリフを言うとき、高畑さんはまばたきをしていないんです」(後藤P)
まばたきをしながら話していたら、それは超レア映像! 要チェックです。