目次
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ー 中高年の女性は注意危険なドライアイ
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ー 同率4位の2商品。悪くはないがコスパは難点
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ー モニターが効果を感じた“市販”最強目薬は医師も太鼓判

 最近、物が見えづらい。頭痛がひどくて疲れやすいし、イライラする……その原因は、もしかするとドライアイかも。

中高年の女性は注意危険なドライアイ

二本松眼科病院副院長の平松類先生
二本松眼科病院副院長の平松類先生

「目が乾いていないから自分はドライアイではないと思っている人も多いのですが、目の疲れや充血などの症状を強く感じ、目の乾きに気づきにくいことも。ドライアイは知らないうちに、さまざまな症状を引き起こしていることがあります」

 そう教えてくれたのは、眼科医の平松類先生。いわく、ドライアイの影響で頭痛や肩こり、さらにはうつのような症状で寝込んでしまう人もいるそう。

「特に注意が必要なのが、40代以降の女性。女性ホルモンの減少や血行不良による冷え性など、ドライアイを誘発する要因がとても多いんです」

新登場の目薬ははたして何位?

 もしかするとドライアイかも……でも、眼科に行く時間が取れない。そんなときに頼りになるのが市販の目だ。

「ドライアイには大きく分けて2つのタイプがあります。涙が目の上に均等に行きわたらない、涙の質が悪いタイプの人が9割、涙の量が少ないタイプが1割です。涙の質が悪いと目の表面に涙が出てもすぐに乾いてしまいます。

 涙の蒸発を防ぎ、目の表面をなめらかに保つための水分と油のバランスを改善することなどが必要。処方に比べると、市販の目の多くは質の改善までは難しいです」

 ただし、市販の目でも、点眼しながら睡眠時間を見直し、栄養バランスを考えた食事をとるなど基本的な生活習慣を正すことで、症状を改善することは可能だ。

 また、近年、涙の質にアプローチするタイプの目も新登場している。

 今回は成分に特徴がある5点をご紹介。1位と2位以下で大きく点が離れる結果となったが、はたして1位に選ばれたのは?

【評価項目(各5点満点)】
●さし心地
 ドライアイに長年悩まされるモニター3人が検証。
●成分
 眼科専門医の平松 類先生に、目に含まれる成分について評価してもらった。●コスパ
 店頭販売価格(税込み)から1mlあたりの金額を計算。安くても良いものはどれ?