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ー うちの子が通っている小学校の給食です

【あなたの思い出の給食はどれ? 今、給食を食べているこどもたちと、お父さん・お母さん世代、おじいちゃん・おばあちゃん世代とでは、慣れ親しんだメニューが異なります。みなさんの思い出に残っている給食メニューを年代別に紹介!】

 4月17日に政府広報オンラインがX(旧ツイッター)に投稿したポストが炎上気味だ。

 2020年6月に農林水産省のホームページに掲載された【ふるさと給食自慢】記事内の、【あなたの思い出の給食はどれ? 人気メニューでみる学校給食】を引用して紹介した形だが、中でもSNSユーザーが違和感を覚えたのが【平成・令和の給食メニュー】。

 政府が紹介した給食写真には、肉や野菜理がふんだんに入ったボリューミーな丼ものの主食、具沢山の野菜スープ、トマトが添えられたサラダ、春巻きが2本、フルーツ入りゼリー、牛乳と十分すぎる量。見た目にも色とりどりで豪華なメニューに見えるのだがーー、

《本日1年生息子の給食は、唐揚げ1個、わかめご飯、スープ、牛乳、ゼリーですけど。写真の様な量は無いですけど》

《今の給食って主菜が餃子1個とかなんでしょ。日本は本当に貧しいね。子どもこんなに減ってるのに、満足な給食すら出せない。子どもにお金をかけない。子どもで節約する》

《日本国政府は本当に令和の給食分かっています?スーパーで中学校区の小中学校給食の献立表を見たら、これだけ?と思った程のメニュー内容でしたよ》

うちの子が通っている小学校の給食です

炎上している「思い出の給食」をポストした政府広報オンライン(公式Xより)
炎上している「思い出の給食」をポストした政府広報オンライン(公式Xより)

 実際に児童に提供される給食とはかけ離れたメニュー、とする投稿が目立つ。さらに《うちの子が通っている小学校給食です うちの子は足りないと言っています》と、令和の給食を“証拠”として投稿するユーザーも。

 例として「チャーハン、味噌汁」「ご飯、唐揚げ、野菜スープ」「ご飯、焼き魚、中華風スープ」「コッペパン、クリームパスタ、ジャガイモサラダ」などなど、いずれも牛乳はつくとはいえ、おおよそ【令和の給食メニュー】とは程遠いように思える。

 とはいえ、学校給食は栄養士によって栄養バランスを考慮されたメニューでもある。近年では栄養や食塩等の過剰摂取が見直されているため、学校給食におけるエネルギー摂取(カロリー)は6歳〜11歳までは530〜780Kcalと定められている(文部科学省『学校給食摂取基準の策定について』より)。

 保護者にしてみれば、学校給食のおかげで児童が肥満にならない安心感がある一方で、いつもお腹を減らして帰ってくる我が子を不憫に思う、なんとも悩ましい問題と言えるかもしれないが、それでも政府の【思い出の給食メニュー】にはツッコまずにはいられなかったようだ。