美智子さまの“お稽古”
美智子さまの聖心女子学院時代の同級生は、かつてご一緒した“お稽古”について明かしてくれた。
「私の父が主催していた会の料理教室やお習字を美智子さまとご一緒していたので、皇后の位を退かれたあとは、お料理をしながら陛下とゆっくり過ごされてほしいですね。
毎年開かれる高校のクラス会にも必ず出席されているので、今後はそういった会でより一層の交流をしていただけるとうれしいです」
「音楽」もおふたりのご趣味には欠かせない。陛下はチェロ、美智子さまはピアノをたしなまれている。
陛下とは学習院初等科から大学まで同級生の大橋満成さん(84)は、美智子さまのために“ハワイアンミュージック”を演奏したCDをお贈りしたと明かす。
「'00年と'06年にも、おふたりのためにCDを作ってお渡ししました。3枚目を作るきっかけになったのは'09年のことです。
私の自宅に両陛下がいらっしゃったときに、美智子さまが学生のころ、とあるパーティーで聴いたハワイアンミュージックの『コロラドの月』がとても印象に残っていると明かし、“レコードがあれば聴きたいな”とおっしゃったのです。しかしすでに廃盤となっていたため、学生時代の友人を集めてバンドを結成し、この曲を演奏したものを含めた8曲入りのCDを12枚だけ制作したんです」
音楽がお好きなおふたりはダンスもたしなんでいて、今でも「社交ダンス」を披露されることがある。
「以前におふたりと食事させていただいた際にダンスの話で盛り上がり、両陛下は“アルゼンチンタンゴはリズムがはっきりしているので踊りやすい”とおっしゃっていましたよ。
陛下が“ハワイアンミュージックのダンスはなんだろう”とつぶやかれると、美智子さまがすかさず“フラダンスよ”とおっしゃっていたのがお茶目で印象に残っています」(大橋さん)
おふたりはハワイ音楽に興味があるようなので、今後は“フラダンス”に取り組まれることもあるかもしれない。 長い間、国民のために活動されてきた両陛下。退位後の「セカンドライフ」は、ゆっくりとご自分たちの時間を楽しまれることだろう─。