「両陛下が担われる予定だった公務が中止になったり、今年5月を軸に検討されていたイギリス公式訪問も当分延期されることになりました。
3月22日に行われた愛子さまの高校卒業式も、予定より簡潔な式になりました。両陛下は、出席を見送ってご感想を文書で発表されたのですが、さぞ残念な思いでいらっしゃったと思います。
さらに、愛子さまが4月から入学予定の学習院大学では、入学式が中止となり、オリエンテーションや履修ガイダンス、授業開始日が4月中旬以降まで延期となってしまいました」(侍従職関係者)
一方の秋篠宮家では“一世一代の行事”の内容変更を余儀なくされてしまった。
「秋篠宮ご夫妻は、多くの病院や福祉施設を運営し、殿下自らが総裁を務める事業団体『済生会』や、紀子さまが総裁を務める『結核予防会』から逐一、現場の状況をお聞きになっているそうです。
そして4月19日に行われる、殿下が皇位継承順位第1位になられたことを国内外に示す『立皇嗣の礼』の儀式内容も変更になりました。
具体的には、祝宴にあたる『饗宴の儀』が中止、中心儀式となる『立皇嗣宣明の儀』の招待者を350人から50人に減らすことが決まったのです」(前出・宮内庁関係者)
しかし、感染拡大防止の余波で、皇室の方々に時間の余裕ができたことがプラスに働いた面もあるという。