新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、マスクの着用や換気をしながらのエアコン使用が求められ、例年より熱中症への注意が必要とされている。対策としては、日傘や帽子で暑さを避けることや、こまめな水分補給などが基本だが、そのうえで、
「昔から熱中症の予防によいとされてきた“梅干し緑茶”もぜひ取り入れてほしいです」
そう話すのは、梅干しの健康効果を医学的に検証している“梅干し博士”こと医学博士の宇都宮洋才先生。
梅リグナンが不調から身体を守る
「梅には、植物ポリフェノールの一種である“リグナン類”が多種含まれています。例えば、ピロリ菌の運動機能を抑制するシリンガレシノールや強い抗酸化活性力を持つピノレシノール、インフルエンザウイルスの増殖を抑制するエポキシリオニレシノールなど。