ねこは高齢化社会にぴったりなペット
さらに、ねことの生活はメンタル面にも有効だ。ストレス軽減、うつ症状の改善のほか、世話をすることで“自分にもできる”という自己肯定感や自信にもつながっていくという。
「ねこは犬と比べればお世話がラク。毎日の散歩は思った以上に身体や精神的負担になります」
散歩の必要がないねこは、多忙で高齢化が進む現代にはピッタリなのだ。
このように身体と心の健康をサポートしてくれるねこ。『これは飼うしかない!』と思う人も少なくないはず! だが、生き物を飼うにはそれなりの心構えが必要だ。
家ねこでは、20歳以上の長寿となる場合も多く、去勢・避妊手術やワクチン接種、病気の治療費用は、保険はきかず予想以上の高額となる。
愛情をかけることはもちろん、経済的な負担を含めて最後まで責任を持つことは飼い主としての大前提だ。
「飼うと決めたなら、ペットショップに行く前に保護センターや保護ねこカフェなどで救いを求めているねこがいることに目を向けてください」
ねこを救って、ねこに救われる。ねこと人のいい関係を築いていきたい。
●これが林先生のねこ御殿!
“ねこ屋敷”もとい“ねこ御殿”の中は、外気を感じられる遊び場スペースや作りつけのキャットウォークなど、ねこが暮らしやすい工夫がいっぱい!