波乱続きだった2020年。梅上さんによると、
「今年の干支(えと)は『庚子(かのえね)』。大きな変化を意味します。暦のうえではなんらかの争いがありつらい年になると示されていました。そうしたらコロナによる攻撃がありましたね」
では、2021年はどのような年になるのだろうか。
「干支は『辛丑(かのとうし)』。これは自分を磨き、新しいことが始まる年を意味します。人の輪を広げましょう。つらいことがあってもそれは次につながることと暦は示しています。内面と向き合いながら前向きに新しい1年を過ごしましょう」
自宅初詣のご利益を期待し、新たな気持ちで2021年をスタートさせよう。
自宅初詣のやり方(まとめ)
【年末】
(1)部屋の掃除をする。
(2)おうち神社を作る。お参りしたい神社の方角を調べ、棚の上に水などを供える。事前にお札を購入していたらそこに飾る。ポイントは自分の目線よりも高い位置。
【年明け】
*年明け直後や午前中の早い時間に行うことがおすすめ
(3)流水で手を洗い、うがいをするなどし、清める。
(4)おうち神社の前に立つ。神社の方角がわからない場合は天に意識を向けても可。
(5)お賽銭はお年玉袋に入れて神棚やお札の近くに置く。このとき「このお金は参拝するときにお賽銭として捧げます」と心の中で念じる。
(6)鈴など、なるべく高い音がする金属製の鳴り物を鳴らす。100円ショップで購入できるおもちゃの鈴でも可。
(7)二礼二拍手する。
(8)手を合わせて、まずは最初にひと言、断ってから1年の挨拶と願い事をお祈りする。例えば、「コロナ禍の蜜を避けるために自宅でお参りをしますが、本当はちゃんと神社でお参りしたい気持ちもあります。もう少し感染が落ち着いたときにお参りしようと思います」など。
(9)最後に一礼して、自宅初詣は終了。
〈補足〉
■オンラインで神社や寺院の様子を映していれば、そこに向かって同様の手順を行う。設置場所は机の上などで可。
■神棚やお札の近くにごちそうを供え、参拝後にそれをお下がりとしてもらい、みんなで食べると縁起がいい。
■おみくじをひきたい場合はネットのおみくじサイトなどを利用。
《PROFILE》
梅上規隆 ◎開運アドバイザー。「JJ」名義で祈祷師として活躍。祈祷のほか風水、占いなども得意とし、開運にまつわる相談にのる。