【Q】食べれば食べるほど腸内改善に効果がある?
【A】×
「食べる量が増えると、脂肪分や糖分が過剰になるので、食べすぎはダメです。特に、肥満や脂質異常症の傾向がある人は注意を。できるだけ低カロリー・低脂肪のヨーグルトを選びましょう」(後藤先生)
1日200gを2週間食べると効果が出るという研究結果もあるが、難しければ100gのカップ1個でもOK。継続して食べ続けるのが大事。
【Q】チーズやキムチなど、違う種類の乳酸菌食品と一緒に食べてもいい?
【A】○
同時に食べてもまったく問題なし。
「善玉菌同士は、いずれも酸性の環境を好む乳酸菌の仲間。エサの取り合いで競合することはあっても、ケンカにはなりません。1日1個のヨーグルトで十分ですが、毎食1品ずつ異なる乳酸菌食品を食べるのもよいでしょう」(後藤先生)
例えば、朝=みそ汁、昼=キムチ、夜=ヨーグルトなど。
【Q】加熱すると効果がなくなるってホント?
【A】△
「乳酸菌は熱に弱く、60度以上の高温で加熱すると菌が死んでしまいます。ヨーグルトを加熱料理に使ったり、ホットヨーグルトで食べるときは注意を」(後藤先生)
でも、死んだ乳酸菌は役立たずではない。
「腸で乳酸菌のエサになり腸内環境のバランスに貢献したり、免疫システムの強化に使われることもあります」(後藤先生)
【Q】スナック菓子を一緒に食べるのはNGってホント?
【A】×
「基本的には、ヨーグルトにNGの食べ合わせはありません。ヨーグルトは栄養価も高いので、スナック菓子だけのおやつより望ましいと思います」(吉野さん)
おすすめできないのは、ヨーグルトのみの朝食。
「ヨーグルトは身体を冷やす食材。いちばん体温が低い朝に、ヨーグルトだけ食べると冷えすぎる心配があります」(吉野さん)