毎日の献立に加えて減塩管理も……なかなかまねできないと思ってしまうが、綾菜さんは市販品も上手に取り入れて乗り切っているそう。
「仕事があったり、疲れているときは、減塩料理を宅配してくれるサービスを利用しています。成分表を見て、塩分の少ないお惣菜を買ってすませることもあります。お漬物も減塩のものが売っていて、とても便利ですよ」
成分表を見て食材を買う習慣のついた綾菜さんだが、『食塩相当量』と、成分表示がしっかりしているのがコンビニ。パンなどはコンビニで買うようになったのだとか。
「カロリー以外も、塩分量や糖質、脂質などしっかり表記されていて、とても助かります。買い物すら疲れる日は、市販の『減塩カップラーメン』で乗り切ります。手作りで頑張りすぎるより、時々は楽をする!これが挫折しないポイントだと思うんです」
血圧だけでなく若返りを実感
以前は食後に、「眠い、疲れた」と訴えることもあった加トちゃん。胃のもたれやむかつきも感じることが多かったそうだが、減塩料理にしてからは以前のような症状は一切なくなった。むくみもとれ、目元がスッキリとして「すごく調子がいい」と言うように。
「気になっていた血圧は、最高で上が196もあったんですが132と正常値になりました。また血液検査をしたときに、腎臓などの数値がよくなっていて、医師からとても褒められたんです」
内臓の負担が減ったためか、加トちゃんの顔色は一段明るくなり、お肌はツルッと若返ったよう。身体も軽くなり、活力が出てきたという。
33歳と若い綾菜さんも、むくみがとれて体重が減り、すっきりとした身体に。
「減塩の効果をすごく感じられるので、今は私よりも、加トちゃんのほうが意識が高まっているくらい。仕事の途中で小腹がすいたとコンビニに行っても、裏の成分表をチェックしてから、買っているんですって(笑)」
テレビ出演に加えて11月には武道館ライブをこなし、来年には舞台も控えているという。ますます精力的に活動する加トちゃんを支えているのは、妻の手料理とあふれるほどの愛情だといえそうだ。
【Column】
成人男性の平均塩分摂取量11.1g。「しょうゆやみそ、ポン酢は減塩を使っています。マヨネーズやケチャップは塩分量が少ないので重宝しています。注意したいのが、カロリーオフのタイプ。普通のタイプに比べて塩分量が高いものが多いのでチェックしてみてください」