ワインの最強おつまみ
ワインといえばチーズ。もちろんそれもいいが、秋津先生が健康面からすすめるのは、ワインにもよく合うナッツ類だ。
中性脂肪減!【ナッツ】
「ナッツ類にはオメガ3脂肪酸が含まれています。アルコールは体内で中性脂肪に変わりやすいので、お酒を飲むと中性脂肪の値が高くなりがちですが、オメガ3脂肪酸は、中性脂肪の上昇を抑えてくれます。
ただしナッツ類には、塩分も多く含まれているので注意してください。最近では無塩にこだわった素焼きナッツも販売されているので、そうしたものを選ぶのもおすすめです」
ちなみに秋津先生がいちばん好きなお酒というワイン。
「すぐに1本空けちゃうんで(笑)ボトルのワインを開けたら350mlなどの小さいペットボトルに、すぐに約半量を移し替えています」
口すれすれまで注き、すぐにキャップを閉めるのが酸化を防ぐポイントで、冷蔵庫に入れておけば1週間はおいしく飲めるそう。
代謝アップ!【カプレーゼ】
女性に人気なのが赤ワイン。アンチエイジングにつながるポリフェノールが含まれるからだが、相性がいいのがカプレーゼだ。トマトとモッツァレラチーズ、バジルの3つを彩りよく合わせたイタリア発祥のサラダである。
「トマトは、ヨーロッパには『トマトが赤くなると医者が青くなる』という言い伝えがあるほど健康にいい食べ物。さらに近年、トマトはアルコールの代謝にも効果的なことが、研究によって明らかになってきました」
トマトでアルコール代謝アップ!
トマトジュースとお酒を一緒に飲んだときと、水とお酒を一緒に飲んだときを比べてみると、トマトジュースを飲んだときのほうが体内からアルコールが消失する時間が早くなることがわかった。
お酒を飲んでいるときにトマトを食べると、体内のアルコール濃度の急激な上昇を抑えられるので、酔いの回りが緩やかになり、悪酔いしにくくなるという。
ワインにぴったりのトマトと良質なタンパク質を含むモッツァレラチーズ、さらに、免疫機能を正常に保つ働きがあるβ-カロテンたっぷりのバジルの組み合わせは、健康的なおつまみとしては最強だ!