おうちで検査したあとのアフターフォローが重要
「異常値」や「陽性」が出た場合、アフターフォローの存在は重要だ。
「サリバチェッカー」は自宅に取り寄せできるものの、基本的には医療機関を通して検査する方法を推奨。高リスクだった場合、すぐに医師に相談できるよう配慮しているためだ。
個人でキットを取り寄せた場合でも、全国にある提携医療機関で相談を受け付けてくれる。
「ketsuken」はビデオ通話を使って、医師にオンラインで保険診療を受けることが可能。生活習慣についてアドバイスが受けられるほか、必要であれば大病院を受診する際に必要な紹介状も作成してくれる。
紹介状なしで受診すると、通常7000円以上の特別料金がかかるので、その分お得といえる。
また自分で血液を採取するのは慣れない人も多いが、「デメカル」、「ketsuken」には使い方の電話サポートがあるので安心。各社HPでサポートの有無を確認して。
教えてくれたのは……植田美津恵さん●医学ジャーナリスト、医学博士、東京通信大学教授。がん検査キットの開発に携わった経歴も。教壇に立つほか、健康に関する講演・テレビ出演など幅広く活躍。
(取材・文/樫野早苗)