血めぐりに大きく影響!? “ゆがみ爪”にご注意を
爪がゆがんで、中心点がずれてしまう生え方や巻き爪などは指先にある毛細血管の血めぐりを悪くする。
爪の中心点を決めて、左右対称になるようバランスを取って爪を切ることによって形が正しい状態に戻ると、指先、そして全身の血めぐりが回復してくる。
手は半年、足は1年ほどかけて、根気よく爪のケアを続けてみよう。
良い爪
爪根からまっすぐ、垂直に伸びている状態。爪を切るときは、中心点を基準に左右対称になるよう整えて。
悪い爪
爪根の部分が傾き、中心点がずれている状態。ゆがみがあって、爪の中心点がずれている場合は、ずれている方向と反対側を多めに切ってバランスを整える。
指もみストレッチ
指先には多くの毛細血管があり、刺激すると血めぐりが良くなり、全身の新陳代謝がアップ、脳も活性化する。待ち時間やテレビを見ながら、まずは1分もんでみよう。
1.組む
左右の手の指を交互に組む。右左、どちらが上でもOK。指の第一関節よりも指先に近いところ(関節だと血が滞るのでNG)で組む。
真ん中に卵が入るほどの空間をつくり、軽く握ってそれを閉じるように。これを数回繰り返す。
2.もむ
親指と人さし指などで軽くつまむようにして、全部の指先を順に軽くもむ。指の腹や横、爪の部分もしっかりと。親指から小指まで、左右の手指をまんべんなく刺激する。
川嶋 朗先生●神奈川歯科大学大学院総合医療学講座特任教授/統合医療SDMクリニック院長。北海道大学医学部卒。冷え研究の第一人者で、専門は統合医療。著書多数。近著に『80歳をすぎても老化しない脳とカラダをつくる! もむだけストレッチ』(宝島社)がある。
(取材・文/成田 全 イラスト/赤松かおり)