自分が続けやすい収納方法を見つけて
牛尾さんがモノを増やさないのは、「ラベリング」が苦手という影響が大きい。
「子どものころから片づけや掃除は得意なほうですが、1つずつに名前を書いて分けるようなラベリング作業だけはどうも面倒で(笑)
それで、スパイスなら空き瓶を逆にして中身がわかるようにしたり、透明な密閉容器に袋ごと塩や砂糖、片栗粉などをパッケージごと入れて、そうしなくてもわかるようにしています」
牛尾さんの収納法は中身がわかるだけでなく、残量も一目瞭然なので、買い足すタイミングもつかみやすく、余計なモノを買うこともない。
「引き出しなどは詰め込んでしまうと、よく見えなくなってしまうので隙間をつくったほうがいいですね。整理術は人それぞれなので、自分に合っているものだけ取り入れればいいと思いますよ。
好きなものを厳選して、必要な分だけを買うことを心がける。それだけでも、キッチンの整理整頓につながります」
仕切り板なしで見やすい引き出しに!
賞味期限の長い乾物や缶詰類はまとめて保管
常温保存ができる食材やレトルト食品などは、ひとまとめに。使いかけのものは、中身が見える密閉袋に入れておくと使いやすい。これも、和・洋・中や、みそ汁用のセットなど、よく使う“仲間”ごとに分けておくと便利だ
瓶の調味料は縦のラインに“仲間”を並べる
和食、洋食、中華や種類などでジャンル分けしたものを縦ラインに並べるとわかりやすい。この“仲間分け”はその時々で変える。調味料ストックは奥に。
スパイスは空き瓶に入れ逆さにするとわかりやすい
よく使うスパイス類は中身がわかるよう、空き瓶に移し逆さに。ラベリングも不要なうえに残量もわかりやすい。市販のスパイス瓶は横にして収納すると品名が一目瞭然。
牛尾理恵さん●東京農業大学短期大学を卒業後、栄養士として病院の食事指導に携わる。身体によい料理やおいしくてやせるレシピに定評がある。夫とミニチュアブルテリアの福ちゃんと暮らす。趣味はトレイルランと筋トレ。
文/鶴町かおり