冷凍室
詰めたほうが節電にも◎
8割以上収納したほうが冷気が逃げにくい。が、取り出しやすいよう下段は冷凍食品や平らにした肉などを金属製ブックエンドを使って立てて置く。
下には100円均一のアルミシートを敷き、冷却効果アップを狙う。
野菜室
7割以下にして重ねない
下段には新聞紙を敷いておき、汚れたらすぐに取り替えると便利。葉物野菜は立てた状態で収納すると鮮度をキープできる。
上段のトレーにはすぐ使う野菜や使いかけの野菜をまとめたカゴを入れ、迷子防止に。
冷蔵室は位置ごとの温度に合わせて配置!
(1)ドアポケットに調味料をまとめる〔6〜9℃〕
よく使うものを下段にまとめておくと取り出しもスムーズ。背の高いものは奥にすると見つけやすい。薬味チューブ類は迷子になりやすいため、半分に切ったペットボトル容器にまとめて保存するのも手。
(2)長期保存できるものを上段へ〔5~6℃〕
温度が高めなのでドリンクやお酒などの保存向き。開封前の水煮などの要冷蔵食品はトレーにまとめると出し入れがスムーズ。
(3)中段は頻繁に出し入れするものを〔4~5℃〕
日常的に使うものをまとめたトレーや、作り置きのおかずを。保存容器は透明なもののほうがひと目で中身や残量がわかるため、常備菜などの食べ忘れを防ぐのに有効。
(4)傷みやすい食材は下段に保存する〔3℃〕
冷たい空気は下に流れる性質があるため、豆腐など傷みやすい食材は下段に保存。使いかけの食材はトレーにまとめてココへ。半分は鍋などが入るよう空けておく。
島本美由紀さん●料理だけにとどまらず、エコの観点から食品保存や冷蔵庫収納を提案する「食品ロス削減アドバイザー」、「冷蔵庫収納&食品保存アドバイザー」としても活動。著書に『ムダなく使い切れる!冷蔵庫収納術』(コスミック出版)。
文/鶴町かおり