まずは基本の解毒スープ!慣れたら症状に合わせて
大野さんは腎臓ケアを目的としたさまざまなスープの簡単レシピを発信しているが、作り方や食べ方にいくつかのポイントがある。
「野菜や食材のうまみを生かしたスープなので、味つけはとてもシンプルに。栄養価の高い旬の野菜を選びましょう。私は減塩にはこだわらず、塩化ナトリウムの含有量が少なくてミネラルが豊富な天日塩、発酵期間の長いみそなどを使っています」
まずは万人におすすめで、腎臓を癒してくれる「基本の“腎臓メンテ”スープ」から始めてみよう。花粉症、不眠、免疫力低下といった悩みに応じたレシピもあるので、慣れてきたらトライしたい。
「ただし、いくら身体にいいからといっても、毎日同じスープばかり食べないほうがいいですね。同じものばかり食べていると私たちの脳は飽きてしまい、身体をよくしようという反応が鈍るからです。
いろいろなものをまんべんなく食べるほうが、栄養的なバランスもいいですし、脳や腎臓にもいいのです。レシピの材料のほかに冷蔵庫にある残り物を加えてアレンジしてもいいですし、気軽においしく、ストレスを感じない範囲で続けるのがいちばんです」
腎臓が元気に働けるようになれば、栄養も吸収率もどんどんアップするそう。併せて、腎臓に負担をかける食材を避けることも心がけたい。
「実は添加物だけでなく、小麦や乳製品、サプリメントなどは腎臓の負担になることが多いため、できるだけ避けるほうがいいでしょう」
また食事以外にも、ツボ押しやマッサージは毎日欠かさず行っているそう。
「腎臓のツボは脚の内側や足裏にもあります。疲れていたり不調の度合いが高い方は1日3回、朝昼晩やってみてください」
今日からすぐできる腎臓ケアで、身体をしっかりサポートしよう。