4:音読をする
声を出すことで、話したり伝えたりするときに働く脳の部位を活性化。新聞のコラム、今日やりたいことなど、内容はなんでもOK。
「ただ目で追って読むよりも、声に出したほうが視覚、聴覚が鍛えられ脳への刺激になります。抑揚をつけたり、感情を少しつけてみるなど工夫してみましょう」
また、「今日は声が出にくいな」と自分自身の細かな変化に気づく効果も。
5:鏡を見てにっこり笑う
睡眠中は顔の筋肉がほとんど動いていないため、笑顔をつくる動作は表情筋の運動になるほか、「今日は昨日より口角が下がっているかな」と、表情を注意深く見ることで視覚を働かせる効果も。
「睡眠中は目を閉じて、視覚をシャットダウンした状態。意図的に何かを見ることで、一気に脳を覚醒状態へと持っていけるんです」
6:朝シャワーを浴びる
朝のシャワーは、皮膚を刺激し、自律神経を休息モードの副交感神経から活動モードの交感神経優位に切り替える有効な方法です。
「シャンプーなどをすることが、手指の運動にもなりますよ」
7:朝電話で、親子で認知症予防
離れて暮らす親への定期連絡も、朝にすれば認知症予防に。しゃべることで“伝える”脳が働き、さらに姿が見えない相手の状況を想像することで、“想像する”脳を活性化、話を聞くため聴覚も刺激される。
「50代以上になると、自分ひとりで脳を働かせるのはなかなか難しいもの。会話を楽しみつつ、親の認知症予防にもなって一石二鳥です」