冷えとりで重視すべきは陰性と陽性のバランス
サラダ生活3:生野菜でも身体を冷やさない!代謝アップのぽかぽか体質で美ヤセ、快腸、病気知らず
「研修医時代に頭痛、肩こり、めまい、生理不順、便秘などに悩まされましたが、身体の冷えを改善することであらゆる不調が解消。それを機に食べるものを選ぶときは、陰陽バランスを意識するようになりました」
そう話すのは、冷え体質から代謝を上げる温活に励んで体重を10kg近く減らしたこともある石原先生。東洋医学では身体を冷やす陰性食品と身体を温める陽性食品があると考えられている。
「サラダで定番のレタス、トマト、きゅうりといった夏野菜は陰性ですが、魚介類、しょうが、にんにく、みそなどの陽性をプラスすれば陰と陽のバランスが整い身体を冷やしません。
私はしょうがのみじん切りを黒酢に漬けて常備。オリーブオイルやしょうゆを加えた自家製ドレッシングを作って、生野菜にかけるようにしています。
体温が下がる夜は、陽性の根菜をサラダに。根菜は水分が少ないので身体を冷やさない上に、ビタミンEが多く含まれているので血行促進が期待できます」
陰陽の組み合わせとともに、ねばねば食材もプラス。腸のぜん動運動を促すことで便通がよくなり、腸や全身の血流アップにもつながる。
「サラダの組み合わせを意識してから快便になりました。更年期だと下半身の冷え、ホットフラッシュやイライラ、発汗に悩む女性も多いと思いますが、血の巡りがよくなると軽くなるケースもあります。サラダでの温活を試してみてください」