骨の健康度をいますぐチェック!

「私の骨、大丈夫?」と心配になった人は、セルフチェックをしてみよう。骨密度は、その人自身の生活習慣によって大きく左右される。自分が抱えるリスクや現在の状況を知ることは、骨粗しょう症予防の第一歩だ。

リストのチェック事項以外で注意すべき人は、若いころにダイエットをした人。実は、若いころに体重が軽かった人よりも重かった人のほうが、骨への負荷が重くなり、骨がより丈夫になることがわかっています」

 骨量は、成長とともに増加し、20代ごろに最大値に。その後、ほぼ横ばいで推移したのち、閉経が行われる平均的な年齢の50歳ぐらいから、急激に低下していく。いわば、閉経前の10~20代は、骨量を蓄積できる生涯で唯一のタイミングなのだ。

最大骨量を得られる10~20代に過激なダイエットをした上、生理不順や偏食、運動不足などで十分な骨量を“貯金”できなかった人は、閉経後、早い段階で骨粗しょう症になる傾向があります。

 10~20代の娘さんをお持ちの方は、ご自身はもちろんのこと、娘さんたちの生活習慣にも気を配ってあげてほしいですね」