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もともとは栄養面を意識して食品を選んでいたはず。なのに、この物価高、そして猛暑で、スーパーでは「安いもの」「手軽に食べられるもの」「のどごしのいいもの」についつい手が伸びてしまう……。
健康コスパのいい食品で夏も元気に
「短期間であれば仕方のないことですが、それが習慣になってしまったら、いずれ健康を損ないかねません。食品選びに改めて“健康コスパ”という基準を加えてみませんか?」
と提案するのは、浅野まみこさん。健康コスパという考え方を提唱している管理栄養士だ。健康コスパとは?
「食品に含まれる栄養素をもとに、健康にどのくらいメリットがあるかを考える指標です。日々の買い物では、安さや手軽さを軸に食品を選びがちですが、そこにもう一つ、この基準を加えてみては。食生活がよりよいものになりますよ」(浅野さん、以下同)
浅野さんによると、夏は食欲が落ちてタンパク質不足になりがちで、冷房と外気温の差による腸内環境の悪化も気になるそうだ。
そこで今回は、比較的安価な食品の中で、これらを解消する健康コスパのよいものは何か、対決方式で浅野さんに教えていただいた。夏でもおいしく食べられる小ワザもご紹介!
木綿vs絹ごし
食感の違いが勝負を分ける!?
木綿豆腐は製造時に水分を抜きながら固めるため、水分が少ない分、大豆の栄養素であるタンパク質やカルシウムを絹ごし豆腐より多く含む。ただ、口当たりがボソボソしていて、木綿より絹ごしを好む人も多い。
「木綿は、ゴーヤーチャンプルーなど炒め物に投入するなど、加熱調理をおすすめします。1センチ厚さに切り、ステーキにして薬味としょうゆをかけて食べてもおいしいですよ」