高学歴な人ほど脳腫瘍に注意
アタマがいい人ほどかかりやすい病気があった!
「大学教育を3年以上受けた人は、学校教育を9年以下で終えた人よりも、がん性脳腫瘍の発症リスクが高い、と英ロンドン大学が今年6月に報告しています。
その理由はわかっていません。ただ、学歴が高い人は病気について調べる力があり、結果として病気が見つかりやすいということも影響しているのでは?」
貧困は生活習慣病を招きやすいなど、収入と健康とのかかわりは知られているけれど、学歴まで関係があったとは……。
「がん以外でも、学歴での違いが報告されています」
ベルギー大学の研究調査では、高学歴な人ほどうつ病になりやすかったそう。
“沈黙のがん”が簡単検査で早期発見!?
7月30日に亡くなった大相撲の故・九重親方(元横綱・千代の富士)が闘ったすい臓がんは、がん死亡者の中で4番目に多く、5年生存率も低いのが特徴。
「初期症状が現れず、発見したときは手遅れということが多く“サイレント・キラー”と呼ばれています」
でも、血液検査で発見する方法を東大病院が開発。
「すい臓がん患者の血液に含まれる特定の遺伝物質、RNA(リボ核酸)に着目した検査方法です」
血液検査でわかるため負担が軽いのも大きな利点!
がん探知犬が誕生
懐かしの米ドラマ『ビバヒル』の主演女優、シャナン・ドハーティーの乳がんも、愛犬が真っ先に気づいたというから犬の嗅覚、おそるべし!
「がんによっては、独特な匂いを発するものがあります。皮膚がんも同様です」
その特性を生かした検診が千葉県香取市と日本医科大学で昨秋からスタート。がん患者の尿の匂いを嗅ぎ分けるよう訓練された探知犬を使ったもので、試験的に導入されているとか。