美白に夢中だとボケに近づく?

 ビタミンが大事なのは美容だけじゃない。血液中のビタミンDの濃度が低い場合、脳機能の低下リスクが高くなることがシンガポール国立大学と米デューク大学の共同研究で明らかに。

「ビタミンDの濃度が低いと心臓、血管、神経の病気のリスクが高まるだけでなく、脳の機能低下につながることがわかりました」

 ビタミンDは、主に太陽光に当たることにより体内で作られる。

「日本人は全般的に、ビタミンDの血中濃度が低め。特に美白に夢中な女性は低いです」

 紫外線も怖いけど、将来の認知症も怖い……というあなたは、サプリメントより日に当たることで効果的に防止して。

方向音痴はアルツハイマーの証?

 地図が読めない女性は多いとよく聞くけれど、そもそも方向音痴とは「空間認識が得意でない。つまり、脳の、空間を認識する領域が機能していないということです」と白澤先生。

 そればかりか、アルツハイマー病のごく初期の兆候かも!? と米ワシントン大学が発表している。

「方向音痴はアルツハイマーの初期症状ではなく、むしろ進行している可能性があります。方向がわからなくなるのは、脳の中にある空間認識の領域が壊れている証拠なのです」

 今まで方向感覚に長けていたのに、急に方向音痴になったという人は要注意