目次
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ー 女性ホルモン減少で痛みの連鎖が起こる
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ー あおむけでフリフリ!1日5分で不調解消
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ー その1:腰のまくら体操(4分) ー その2:首のまくら体操(1分)

 

 日本社会で進む超高齢化。その中で誰もが望むのは、健康寿命を延ばすことだろう。そこで問題視されているのが、加齢で疲れやすくなるフレイル(虚弱)や、歩行困難などを引き起こすサルコペニア(筋力低下)による要介護者の増加だ。

女性ホルモン減少で痛みの連鎖が起こる

 整体師として多くの女性を施術し、現在はセルフケア法も伝授するいちい葉子さんは、

「関節の痛みや不調は、骨格のゆがみと、筋肉低下が原因です。それらを解消することが、健康寿命を延ばすことにつながります」

 と断言する。

 女性の場合、痛みや不調の主な原因のひとつは、閉経前後に起きる身体の変化だ。女性骨盤は、生理や出産のときに自然と開くようにできているが、閉経後、女性ホルモンが減少すると、骨盤の開閉がしづらい状態に。

「すると股関節がうまく動かず腰に負担がかかり、それをカバーしようと脚が外開きになって膝に痛みが出ます。次は膝をカバーしようと、足首に負担がかかります。それが関節の痛みや外反母趾を引き起こすのです」(いちいさん、以下同)

 また、関節に痛みがあると運動不足になり、骨盤底筋群の筋力が低下。尿漏れや頻尿の原因になる。

 さらに加齢にともない、脊髄の骨の間にあり、クッションの役目を果たす椎間板が摩耗。それにより骨の隙間がつまって自律神経を圧迫し、全身の不調を引き起こす。

きれいなカーブが重要!※画像はイメージです
きれいなカーブが重要!※画像はイメージです

チェック!こんな症状があったら骨のゆがみが原因かも!
□腰や膝に痛みがある
□頻尿・尿漏れがある
□外反母趾
□肩こり・首こりがひどい
□便秘ぎみ
□眠りが浅い
「骨格に無関係と思われる症状も、すべてつながっています」(いちいさん)