目次
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ー 3つのルールで食品をしっかり収納
Page 2
ー 冷蔵庫内はざっくり定位置を決めておく
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ー 冷蔵室は位置ごとの温度に合わせて配置!

 クリスマスや年越しに向け、食材を買い込む時期。キッチンまわりが大渋滞の人も多いのでは?そこで、週刊女性おなじみの冷蔵庫収納食品保存アドバイザー・島本美由紀さんが片づけ法をアドバイス!「冷蔵庫のスペシャリスト」島本さんのご自宅キッチンを突撃取材!

 冷蔵庫収納食品保存アドバイザーとしても活動している、島本美由紀さん。

3つのルールで食品をしっかり収納

「仕事柄、たくさん食材を買うことが多いのですが、うちのキッチンはマンションの標準サイズなので広くはありません。

 だから買い物のあとの食品収納がけっこう大切なんです。冷蔵庫やストック棚などがゴチャゴチャしていると、使い忘れが出たり、取り出す手間がかかってしまうことも」(島本さん、以下同)

 その結果、賞味期限切れになったり、ムダ買いになってしまうと時間的にも経済的にもソンだ。

引き出しごとにラベリング分けをしている。缶詰や細長い乾麺類は浅い引き出しのほうが見やすい。スープ類は箱から出し、レトルト食品は立てて収納。賞味期限は上から見えるところに書いておくと安心だ 撮影/伊藤和幸
引き出しごとにラベリング分けをしている。缶詰や細長い乾麺類は浅い引き出しのほうが見やすい。スープ類は箱から出し、レトルト食品は立てて収納。賞味期限は上から見えるところに書いておくと安心だ 撮影/伊藤和幸

「料理は冷蔵庫を中心にまわっているので、キッチン整理の最大の要は冷蔵庫なのだと思います」

 島本さんは“うっかり”を防ぐため、「見える」「まとめる」「取り出しやすい」という3つのルールを設けている。

「見えるというのは、棚や冷蔵庫のドアを開けたとき、どこに何があるかをパッと見でわかるようにすること。ある程度、スペースを空けておくと、何が入っているのか把握できます」

 家族にもわかりやすい庫内ルールを作っておくと、いつもきれいな状態をキープできるようになる。

料理酒やみりん、油などはコンロ脇に常温保存でOK 撮影/伊藤和幸
料理酒やみりん、油などはコンロ脇に常温保存でOK 撮影/伊藤和幸

「あちこちに散らばらないよう、まとめておくことも大切。“ダブり買い”も防げます。使いかけのものは、バラバラに収納するのではなく、ひとまとめにしておくこと。

 うちでは冷蔵庫のそばにストック食品収納することで、冷蔵庫の中身と同時に確認することができ、献立が立てやすくなります。効率よく動けるため、調理作業もラクです」

 引き出し内も、缶詰やレトルト食品、乾麺、お茶の葉など、いろんな場所に点在しないよう、それぞれまとめておくと便利だという。

「どんなにきれいに収納しても、使い勝手が悪いようでは意味がありません。トレーやカゴ、容器を使ってスムーズに出し入れできる状態にしておくとラク。日頃から7割以下の収納を心がけておくといいでしょう」

冷蔵室は位置ごとの温度に合わせて配置! 撮影/伊藤和幸
冷蔵室は位置ごとの温度に合わせて配置! 撮影/伊藤和幸